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高圧ガス使用上の注意

高圧ガスボンベの使用上の注意点につき
以下の項目を確認しながらお使いください。

1、容器バルブは急激に開いてはならない。
 開く場合にはガスの出る向きを横にして出口側に人がいない
 ことを確かめてから、専用のハンドル、スパナーを使用して手で
 静かに開くこと。一般のスパナーやハンマーなどは使用しないで下さい。
 (容器バルブの出口が閉塞された配管や調整器などに接続されて
 いる場合には、急激にバルブを開けますと断熱圧縮などの現象により
 1000℃以上の高温になります。また非常に大きいガス流速による
 摩擦熱や静電気によって発火することもあります。特にアセチレン
 や水素ガスは発火しやすいので注意が必要です。)

2、ガスボンベに使用中は、バルブは十分に開いて使用すること。ただし
 溶解アセチレン容器の場合には、容器バルブを1.5回転以上開いて
 使用してはいけません。

3、ガスボンベの使用後は容器バルブを締めて、キャップをかぶせておきましょう。

4、ガスボンベに直接ガス調整器(レギュレーター)を取り付けた場合は
 容器バルブを開く前に調整器のハンドルを左に廻して開放状態(ゆるめて)
 にしておきましょう。また、調整器にはゴミが入ると故障しやすいので取り付け
 前にパージなどを繰り返し行っておきましょう。容器バルブネジと調整器のネジと
 接続してもガタつきが大きい場合には使用しないようにしましょう。

5、調整器、圧力計、ホース、導管(配管など)は使用するガスに適した材質・仕様
 のものを選定しましょう。また、他のガスと流用することはお勧めできません。
 特に、酸素ガスに他のガス機器を利用して、油分の接触があると
 爆発する危険性がありますので細心の注意が必要です。

6、ゴムホースなどの接続には、締め具などを利用し確実に締めつめましょう。
 また、ガスを使用中に漏れたり抜けたりすることのないよう注意しましょう。
 万が一抜けた場合には、ただちにボンベの元バルブを締め、取り付け直しますが
 酸素・アセチレンガスは衣服に付着しないよう直接吹きかけることの無いよう
 注意しましょう。

7、ボンベのバルブネジ部など、高圧部のネジ継手に漏れがある場合には
 必ずバルブを締めて圧力を下げた後に増し締めを行うようにしましょう。

8、溶接作業用のツインホースは常に整理整頓しましょう。金属の切断火花や
 吹管の炎が直接かかったり、熱した金属に触れることの無いよう注意しながら
 作業を進めるようにしましょう。

9、ボンベ使用時と使用終了時には、設備やガス機器、バルブの開閉状態など
 点検し、異常のあるときには交換をし、故障機器の修理は専門家に任せましょう。

10、高純度ガスを使用する際には、使用開始前に調整器・接続配管・大気が
  混入する可能性のある部位などは確実にパージを行いましょう。

11、ガス漏れの危険性を考慮し、通風のよい場所で使用するようにしましょう。

以上一般高圧ガス使用上の注意事項を守り、事故のないように使用しましょう。

高圧ガス、低温機器、真空機器
川口液化ケミカル株式会社
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ありがとうございます。

今日の格言
成功と失敗を生かすとは?
「ひとの気に入るかどうかを問題にしない人間は
 世の中で成功することができる。」
(キンケル)

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