川口液化ケミカル株式会社へのお問い合わせはこちらまで。9:00〜17:00(土日祝日を除く)

WEBでお問い合わせ 048-282-3665

ホーム  /  ブログ  /  LN2  /  バナナで釘が打てます

バナナで釘が打てます

南極では植物が育ちません。

なぜでしょう?

小学生対象の番組で、そのことを説明するのに
−196℃の液体窒素に生花のバラの花を入れ
粉々になる様を演出してました。

「南極では、バラの花もこのように粉々になるほど
 寒いから植物は育たないのです。」(番組司会者)

次にバナナを丸ごと液体窒素の液層に浸け
取り出して、木の板に釘を硬くなったバナナで
打ち込みます。もちろん釘は頭まで木の中に
打ち込めました。

タレントさんが液体窒素でカチカチになったバナナを
皮手一枚(皮製の手袋)で持ちながら
 「なんかやばそう!」 とコメントしました。
使い方を誤ると、間違いなく危ないです。

さて、液体窒素とは?

窒素分子の液相
分子量            :28.0134
1気圧での沸点       :77.348K(-195.802℃)
沸点における液体の密度 :807.4kg/m3
1m3の液体窒素(液体)を生成するのに必要な
標準状態(1℃,1気圧の状態)の窒素ガス(気体)
の容量            :645.3m3

液体窒素使用上の注意!
・液体窒素は気化すると体積が約650倍になるので、換気を
 必ず行うこと。 また液体窒素の容器は高圧になるので取り
 扱いは慎重に行うこと。
・広い口の容器で長時間液体が空気に触れていたものは、
  ほとんど酸素に置換している場合があるので、取り扱い
 には注意すること。 酸素は液体のままでも有機物に触れる
 と爆発を起こす場合がある。
・液体窒素を取り扱うときには、 場合によっては凍傷防止の
 ために耐寒手袋を使うこと
・容器内の水分は、使用する前に取り除くこと。

タレントさんの手袋は、けっして完全な耐寒手袋ではなかったです。
気が付いた時には、手のひらの皮も、肉も、凍ったバナナに
ついてしまっていたかもしれません。

高圧ガス、低温機器、真空機器

川口液化ケミカル株式会社
TEL 048-282-3665

ありがとうございます。

今日の格言
志を立てるとは?
「叩けよ、さらば開かれん。」
(新約聖書、マタイによる福音書七章)
 信仰の門、神の国への門はただなんとなく
持っていても開かれない。自ら進んで努力し
求め、探さなければいけない、といった意味。

川口液化ケミカル株式会社へご相談・ご質問ございましたら、ご連絡をお願い致します。9:00〜17:00(土日祝日を除く)

WEBでお問い合わせ  048-282-3665