CO Part3
一酸化炭素の製品安全データーシート3回目です。
物理・化学的性質
外観 :無色の気体
臭気 :無し
比重 :0.967(0.1MPa、0℃)
沸点 :−191.5℃
融点 :−205.0℃
蒸気圧:0.034MPa(−200℃)臨界温度 −140℃
溶解度:水に対し 3.357cm3/100cm3(1atm,0℃)
臨界圧力:3.450MPa
危険性情報(安定性・反応性)
引火点:−191℃
発火点:609℃
燃焼範囲:400〜700℃で(C+CO2)に分解し触媒があると
より低温で分解し、活性炭に容易に吸着する。
高温で鉄、ニッケルとカルボニル化合物を形成する。
硫酸化合物の少量存在下で鋼を腐食する。
300〜1500℃で、多くの金属酸化物を還元する。
光、または木炭触媒下で塩素、臭素と反応し、ホスゲン
臭化カルボニルをつくる。
有害性情報
・人体影響
急性:化学作用により窒息性ガスで血液の酸素運搬能力
を低下させる。吸引すると呼吸が速くなり、めまい、衰弱
吐き気、頭痛が起きる。そして意識を失い、重症の場合
死亡する。
慢性:低濃度に繰り返し暴露されると、頭痛、吐き気、めまいといった
急性症状に似た症状を示す。
・毒性データー
LC50 2444ppm(4hr)マウス
LCL0 5000ppm(4min)ヒト
環境影響情報
輸送上の注意
・高圧ガス保安法に準拠し輸送する
・容器には転倒、転落など損傷を防止する措置を講ずる
・容器の運搬は専用の車両により行う
・使用済み容器(空容器)を集荷するときは、容器全般について
弁保護キャップ及びガス取り出し口金具を完全に装着する
廃棄上の基準
・燃焼設備などに導入し、燃焼する
・継続しかつ反復して廃棄する時は、ガスの滞留を検知する為の
措置を講じる
・廃棄した後は容器弁を閉じ、容器の転倒及び容器弁の損傷を
防止する措置を講じる
・容器の廃却は容器所有者が法規に従って行うものであり
使用者が勝手に行ってはならない
適用法令
・高圧ガス保安法 第二条(圧縮ガス) 一般高圧ガス保安規則第二条(毒性ガス、可燃性ガス)
・郎等安全衛生法 施行令別表第一危険物、別表第三特定化学物質
・大気汚染防止法 施行令第四条自動車排出ガス、施行令第十条特定物質
・危険則 第三条危険物告示別表第二高圧ガス
・航空法 施行規則第百九十四条危険物告示別表第二高圧ガス
・港則法 施行規則第十二条危険物(高圧ガス)
・輸送関連法規 IMDG分類2.3 標札
・化審法 NO,(1)−169
以上。
高圧ガス、低温機器、真空機器
川口液化ケミカル株式会社
TEL 048-282-3665
ありがとうございます。
今日の格言
理想への挑戦とは?
「熱心な希望は事業の先駆なり。」
(ヒルス)