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圧力計の選定

 調整器に接続している圧力計や、配管途中に使用される
圧力計の選定方法についてご説明いたします。

 基本的に不確定な実験でもない限り、だいたいの使用したい
圧力は決まっていようかと思います。
その圧力をそのままガス機器メーカーや代理店さんに注文すると
使えない圧力計で納品されることになりますのでご注意を。

 使用したい圧力(常用圧力とも言います)は、フルスケールの
6〜7割にするよう法規でも規定されております。
要は、使いたい圧力の最高圧力が、そのまま圧力計の最大
圧力ではいけませんよというものです。

 ブルドン管型圧力計は金属の収縮をギヤの変位に変換し目盛りを
決定しています。本来、最少目盛りから最大目盛りまで一律同じ
精度、おなじ性能を出してもらわないことにはならないのですが
実際には物理的にそうも行きません。

 使用したい圧力が仮に6MPaであれば、最大目盛り10MPa の圧力計
を選択することが大切です。もちろん、それにならって選定して、目盛りが
小さすぎるところで使い難くなっても本末転倒ですのであしからず。

更に、圧力計の故障などやガス調整器の圧力計を任意に変更
することがあろうかと思います。その時、調整器の押しネジは使用
圧力に伴ったバネを使用してますので、不用意に大きな目盛りの
圧力計や、小さな目盛りに変更すると、うまく調整できないことや
調整器の能力以上に押しネジを煽ってしまい事故に繋がる可能性
もあります。ご注意ください。

高圧ガス、低温機器、真空機器
川口液化ケミカル株式会社
TEL 048-282-3665

ありがとうございます。

今日の格言
志を立てるとは?
「二流の人物がときに異常な決意を固めて
 成功することがあるが、別に彼らがすぐれた人物
 だからではなく、不安な気持から抜け出ようと 
 努めた結果なのである。」
(モンテルラン)

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