設備の改善
事故事例集から、液体窒素の漏洩事故例です。
液体窒素デュワー容器より、超伝導マグネット装置へ
液体窒素をトランスファーしている作業中のことです。
トランスファーチューブ(供給の為の接続ホース)である
シリコンチューブが破裂し、液体窒素がチューブを介して
鞭を打ちながら飛散したそうです。
事故に繋がった主な原因としては、液体窒素(−196℃)
の超低温に曝される供給ラインに「シリコンチューブ」を使用
していたため、液体窒素供給時の脈動により破損したもの
と考えられます。
当然といえば当然ですが、超低温の配管、継ぎ手、または
フレキシブルホースなどには、液体窒素温度に耐え、振動
にも耐えられる金属製フレキシブルホースが必至である。
これに交換することで、事故対策とした。
液体窒素に関する知識も合わせてご理解いただき、設備を
検討される際にも十分な考察をされますことをお薦めいたします。
高圧ガス、低温機器、真空機器
川口液化ケミカル株式会社
TEL 048-282-3665
ありがとうございます。
今日の格言
志を立てるとは?
「充実した一日が幸せな眠りをもたらすように
充実した一生は幸福な死をもたらす。」
(レオナルド・ダビンチ)