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高圧空気の危険性

空気を高圧で使用すると、強い支燃性を発揮し
爆発的に物質を燃焼させるようです。

1995年7月31日月曜日
午前8:30頃 埼玉.北本,桶川 三菱マテリアル桶川製作所銅合金
押出工場で高圧空気タンク破裂.従業員や近所の住民らけが

1994年10月17日月曜日
午後9:5 兵庫.尼崎 住友金属工業関西製造所操作室でエアコンプ
レッサーのエアタンク破裂し出火,鉄骨スレートぶき平屋の分電盤など焼く

高圧空気は大気圧空気と異なり、酸素20%ですが酸素分圧が高いので
支燃性の強いガスとなります。場合によって金属や難燃性のプラスチックが
燃え出すこともあるのです。

次の例は、実験設備での高温高圧空気弁が破損した内容です。

 実験中、破損した高温高圧空気弁は、高圧容器中の空気を1500℃
の高温にして、一気に吹き出す弁だそうです。
 高圧容器の空気圧力が約10MPa(約100kg/cm2)になったとき、高
温弁の異常が検知され、その直後に火の粉を含んだ黒煙が異音とともに
噴出しました。
 調査の結果、均圧配管(弁のプラグ両面の圧力を等しくし、瞬時にガス
を送るためのもの)と均圧部及び水冷プラグ一部の焼損が発見されました。
この状況から高温弁内部の何らかの可燃物、例えばパッキン材、潤滑剤
などが高温空気の流入などで燃焼し、同時に金属も燃えて熱により強度
の低下部分から噴気したようです。空気約10MPa(約100kg/cm2)は
支燃性の酸素2MPa(20 kg/cm2)を含むので、通常の不燃物、難燃物は
点火源の存在により発火します。例えばテフロンのような不燃樹脂と呼ばれ
ている材料や、難燃性潤滑油も燃焼します。そして高温高圧空気が流入し
続けると金属管の強度の低下と、燃焼熱により、金属管は焼損噴気するに
至ったと考えられます。

医療用設備の高圧酸素室内で、ちょっとした着火源から治療患者が
事故にあわれるケースが知らせています。
しかし、高圧空気内でもこうした事故のケースがあります。

ご注意ください。

高圧ガス、低温機器、真空機器
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ありがとうございます。

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「二十五歳まで学べ、四十歳まで研究せよ。
 六十歳までに全うせよ。」
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