メタンハイドレード
大量のメタンを含み、その外観がシャーベット状であることから
「燃える氷」とも呼ばれ、石油や天然ガスなどの在来型エネルギー
資源に変わる新しいエネルギー資源として注目されています。
その 「メタンハイドレード」 が、新潟県上越市沖の日本海 水深900〜
1,000mの海底に分布していることが調査の結果わかっています。
メタンハイドレードとは?
メタンハイドレートとは、氷状の固体物質で、ある人はシャーベット状
と言い、ある人は石鹸のような見かけをした冷たい白い物体と表現
しています。
氷と違うのはメタンガスの気泡を発しながら溶けることで、この性質に
より、本当の氷と混在している時もメタンハイドレートが含まれているか
どうか知ることが出来ます。
したがって分解しているメタンハイドレートは炎をあげて良く燃えるため
「燃える氷」とも呼ばれています。
メタンハイドレートはメタンガスと水から出来ています。エックス線構造
回折によると結晶の基本構造は水分子が作る内径8〜9オングストローム
のケージで、このケージの空孔が一個のメタンガス分子で充填されています。
メタンハイドレートの分子式は、CH4・5.75H2O と書けます。つまり水分子
約6個にたいしてメタンガス分子1個が取り込まれている事になり、メタンハイ
ドレート結晶の体積とそこに取り込まれるメタンガスの容量の比は160〜180と
計算されるそうです。
メタンハイドレートは極めて効率的なメタン貯蔵庫と言う事ができます。
以上のことから、メタンハイドレード(≒メタンガス)=天然ガスのエネルギー
資源ということです。
海洋のメタンハイドレートは、海底から数100メートルの深度までの堆積物中
に含まれます。従来型の天然ガス鉱床が地下数1000メートルに賦存する事
と比べると、開発の上で大きなメリットがあると考えられています。
日本近海であり採取しやすい場所にある天然資源を有効活用できそうな
研究が日夜進んでいます。
高圧ガス・特殊ガス・特殊ガス配管工事
川口液化ケミカル株式会社
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(ヘンリー・アダムス)