SUS管精密洗浄フロー
特殊高圧ガスや高純度ガスなど、ガス配管工事に使用されている
ステンレスパイプは内面研磨されたものが一般的です。
一般的には、酸洗脱脂洗浄、BA管洗浄、EP管洗浄などに
分類されます。
それではそれぞれの工程でどのような洗浄を行うのでしょうか?
1、酸洗脱脂洗浄
受入検査 → アルカリ脱脂 → 水洗 → キレート剤洗浄
→ 水洗 → 純水 → 強制乾燥 → 検査梱包 → 出荷検査
(クラス10000) (クラス10000)
2、BA管洗浄
受入検査 → アルカリ脱脂 → 水洗 → キレート剤洗浄
→ 水洗 → ピグ洗浄 → 不導態化処理 → 水洗
→ 純水洗浄 → 純水煮沸 → LN2ブロー → 包装
(クラス10000) (クラス10000) (クラス1000) (クラス10)
→ 出荷検査
3、EP管洗浄
受入検査 → アルカリ脱脂 → 水洗 → ピグ洗浄 → 電解研磨
→ 水洗 → アルカリ中和 → 水洗 → 硝酸浸漬 → 水洗
→ ピグチェック → 純水洗浄 → 純水煮沸 → LN2ブロー
(クラス10000) (クラス10000) (クラス1000)
→ ベーキング → 二重包装 → 出荷検査
(クラス1000) (クラス10)
実際には、通常処理の場合除く工程も含まれています。
電解研磨も、その業者さんのこだわりや、腕前によって
出来栄えがかなり違うものです。
電解研磨処理をしたからといって、クリーン度が高かったり
パーティクルが少なかったり、真空の場合では超高真空に
容易に入ったりということは、必ずしも言えません。
用途や形状、必要に応じてどのような洗浄工程を経るか
検討が必要です。
ガス・真空材料の精密加工品、半導体仕様
特殊ガス配管工事、製作品加工、溶接加工品など
川口液化ケミカル株式会社
TEL 048-282-3665
ありがとうございます。
今日の格言
人生にとって時間とは?
「現在は過去以外の何ものも含んでいない。
そして、結果のなかに見出されるものは
既に原因の中にあったものである。」
(ベングリオン)