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ガスボンベ取扱いの基本

基本は何でも大事です。

高圧ガスボンベについても、基本的な原理原則は
存在します。

「知らなければ、気をつけようないじゃん。」

そんな声にお答えし、ガスボンベ取扱上の基本につき
ご説明いたします。

まずは、3大原則です。

その一
 「ガスボンベ(高圧ガス容器)に衝撃を与えない。」 
 当然過ぎるほど当然のこと。
 トラックの荷台から思い切りよくボンベを落として
 「ゴ〜〜〜〜ン!」とか「カ〜〜〜ン!」とか音を立てて
 いる様子ときどき見受けられることがあります。
 中に 15MPa(150kg/cm2) もの高圧で入っているのに
 万が一勢い良く漏れたらどうなるか?
 正直な話。 空を飛んできますよ!
 約50〜60kgの鉄の塊(ボンベ)が!!
 出来ることならゴム板(ラバーシート)などの上に、静かに
 落としたいものです。

そのニ
 「容器の温度を上げない」
 これも当然ですが、なかなか気付かない落とし穴です。
 特に真夏の直射日光を受けたガスボンベの熱は相当なもの。
 玉子焼きが作れます。 とまでは言わなくとも、触れたものでは
 ありません。
 炭酸ガスボンベから白いガスが噴出しているのを見られた方は
 おいでになりませんでしょうか?
 ガスボンベの安全弁が破裂して、中の冷たい液化炭酸ガスが
 噴出すのです。
 お客様の事業所で、まさにその場に目の前で遭遇しまして
 近隣の住人が消防車を呼はれて大騒ぎをしたことを経験してます。
 液化ガスはなどは特に、夏場の直射日光をよしずなどで避けましょう。

その三
 「ガス及び容器は、その他の用途に流用しない。」
 ちょっと良いゴミ箱になるだろう。 なんていって
 プロパンガスボンベ(液化石油ガス)を輪切りにして事故になった記事を
 見たことあります。同様になんの為か、ボンベのネックバルブ(容器上部の
 バルブ)を外し屑鉄にするとか、河や海に投げてしまうとか、やめてくださいね。
 ガスボンベの使用中止をするときは、ガス業者にご相談ください。
 
えっ!! と思うようなことがホントにあります。
基本は大事です。
そんなことなりっこないよ! なんていっていると
言ってる本人が当事者になりますよ。
お気をつけくださいね。

高圧ガス、低温機器、真空機器
川口液化ケミカル株式会社
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ありがとうございます

今日の格言
人生にとって時間とは?
「時間の使い方が最も下手な者が
 まずその短さについて苦情をいう。」
(ラ・ブリュイエール)

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