川口液化ケミカル株式会社へのお問い合わせはこちらまで。9:00〜17:00(土日祝日を除く)

WEBでお問い合わせ 048-282-3665

ホーム  /  ブログ  /  真空機器  /  気体はどんなふうに流れ排気されるか

気体はどんなふうに流れ排気されるか

真空ポンプなどで真空排気すると
例えば配管の中を流れる気体の量である流量は
配管系が太ければ太いほど流れやすいものです。

大気圧下の状態では気体(ガス分子)が満たされていますので
真空ポンプで排気し始めますと、初めは充満している気体同士が
衝突しあって流れていきます。

この状態を 「粘性流」 といいます。

さらに排気を続けていくと、圧力が降下して平均自由工程
が配管の計より大きくなります。
先ほどの粘性流の状態は、隣り合ったガス分子どうして
すぐに衝突する状態ですが、ガス分子が少なくなりますので
初めにぶつかるのが配管の壁面ということです。
これを 「分子流」 といいます。
※その中間を「中間流」といいいます。

分子流にしても、粘性流にしても流れを起こしている原動力は
気体の圧力であることははっきりしています。
こうして気体(ガス分子)は、真空容器(チャンバー)の圧力が
低いほうへと流れてきい、いずれ気体が限りなく少なくなることで
(理想はゼロ)真空がつくられていくのです。

※平均自由工程とは?

気体の分子は、ビリヤードのようにボールとボールがゴツゴツと
ぶつかり合いながら飛び回っています。
その速さは、あるときは 0(ゼロ) 。あるときは ∞。
平均的な速度として云われているのが 454m/sですので
音速以上です。
更に、飛ぶ方向もまちまちで全方向に飛んできます。
気体の分子の大きさは 0.37nm 。
ちょっと動いすぐぶつかることもあれば、なかなかぶつからず
壁に衝突することもある。
一度ぶつかってから次にぶつかるまでに平均 67nm 動くと
またぶつかるのだそうです。
これを 「平均自由工程」 といいます。

高圧ガス、低温機器、真空機器
川口液化ケミカル株式会社
TEL 048-282-3665

ありがとうございます。

今日の格言
人生にとって時間とは?
「時間を無駄にしないのは、時間だけだ。」
(ルナール)

川口液化ケミカル株式会社へご相談・ご質問ございましたら、ご連絡をお願い致します。9:00〜17:00(土日祝日を除く)

WEBでお問い合わせ  048-282-3665