道路運送車両法との関係
国土交通省管轄の「道路運送車両法」について
自動車の高圧ガス積載時の事故は、先日の事故例にもありますとおり
残念ながら数多く起こっております。
私たちの生活にも身近な自動車は、高圧ガスとも関わりが深く
諸規定がなされております。
「道路運送車両法」についての説明です。
第一章 総 則
第一条 (この法律の目的)
この法律は、道路運送車両に関し、所有権についての公証等を行い
並びに安全性の確保及び公害の防止その他の環境の保全並びに
整備についての技術の向上を図り、併せて自動車の整備事業の
健全な発達に資することにより、公共の福祉を増進することを目的とする。
第ニ条 (定義)
一、この法律で「道路運送車両」とは、自動車、原動機付自転車及び軽車両をいう。
ニ、この法律で「自動車」とは、原動機により陸上を移動させることを目的として製作
した用具で軌条若しくは架線を用いないもの又はこれにより牽引して陸上を移動
させることを目的として製作した用具であつて、次項に規定する原動機付自転車
外のものをいう。
三、この法律で「原動機付自転車」とは、国土交通省令で定める総排気量又は定格
出力を有する原動機により陸上を移動させることを目的として製作した用具で軌条
若しくは架線を用いないもの又はこれにより牽引して陸上を移動させることを目的
として製作した用具をいう。
四、この法律で「軽車両」とは、人力若しくは畜力により陸上を移動させることを目的
として製作した用具で軌条若しくは架線を用いないもの又はこれにより牽引しして
陸上を移動させることを目的として製作した用具であつて、政令で定めるものをいう。
五、この法律で「運行」とは、人又は物品を運送するとしないとにかかわらず、道路運送
車両を当該装置の用い方に従い用いること(道路以外の場所のみにおいて用いる
ことを除く。)をいう。
六、この法律で「道路」とは、道路法(昭和27年法律第180号)による道路、道路運送法
(昭和26年法律第183号)による自動車道及びその他の一般交通の用に供する場所をいう。
七、この法律で「自動車運送事業」とは、道路運送法による自動車運送事業(貨物軽
自動車運送事業を除く。)をいい、「自動車運送事業者」とは、自動車運送事業を
経営する者をいう。
八、この法律で「使用済自動車」とは、使用済自動車の再資源化等に関する法律
(平成14年法律第87号)による使用済自動車をいう。
さて、高圧ガスではどのような規定がなされているでしょうか?
1、運送上の保安
高圧ガスを積載した車両により火災、爆発、漏洩などの二次災害に及んだ場合は
運送該当者のみならず一般市民をも巻き込んだ、想像を絶する大きな災害となる可能性
を秘めている。
高圧ガスの移動に関する安全確保の重要性について十分に認識し、関係者の保安に対する
注意を喚起したい。
2、消火器
道路輸送車両法の保安基準第四十七条により、150kg(正味のガス量)以上の高圧ガス
(可燃性ガス及び酸素に限る)を運送する自動車は、消火器を備えなければならない。
自動車の種別、消火器の種別などは、別途定められているが、高圧ガス保安法にも
規定されており、これを遵守しなければならない。
「消火器の搭載」は、防災月間などの際、検問などで高圧ガス運送車両に
用意されていない場合、指摘を受けます。
ご注意ください。
川口液化ケミカル株式会社
TEL 050−8881−7393
高圧ガス、低温機器、真空機器
ありがとうございます。
今日の格言
人生にとって時間とは?
「私は時がすべてのものを熟させるという考え方を
持っている。時の力によってすべてのものは明らかになる。
時は審理の父である。」
(ラブレー)