アナライザー
この装置は、「超高分解能角度分解光電子分光装置」という超高真空装置です。
物質に光(紫外線やX線)を当てて飛び出してきた電子を、超高真空の
エネルギー分析器(大きな半球型ドーム)の中を通って、蛍光板に当たった
光をCCDカメラで検出し、電子の数(光電子スペクトル)をパソコン上でグラフ化します。
R4000 という最上級モデルを使って、東大物性研究所辛研究室が
Energy Resolution 0.36meV という世界記録の成果を発表なさってます。
この分析装置は、角度分解±18°という他社にはない分解能を持っております。
SES100,200 は、電極10個が別々のボードになっており
アップグレードが思いのまま、故障の際それぞれ電極ボード交換で
対応ができるなど、故障の原因究明も早いメリットがあります。
MX-600 は、クリスタルを3枚使用しており、Mg,Al を切り替えられる
ツインアノードタイプの機種です。
日本では、広島大学様だけにご利用いただいております。
VUV500 は、マグネトロン方式の光源で、高周波によりHeガス中を
飛ばすため、低ドップラー効果なメリットがあります。
VUV5040 は、2式の差動排気を必要とするモノクロメーターであり
たとえば、He 1α , β He 2 α , β などのピークを計測できる優れものです。
他にも、XES350 といった軟X線(電子線)をぶつける(蛍光X線と似ている)
機種がSpring 8 に採用されています。
安価な機種も他社製品でございますが、高分解能で表面分析を
ご計画されますようであれば、お声掛けください。
(実はシエンタ社の社員は、なんと!全てドクターの技術者集団です。)
全ての領域で、安定したアナライザー、検出器を有している
シエンタ社製品をよろしくお願いいたします。
*販売価格は、弊社までお問い合わせ下さい。