炭酸ガスボンベの内圧は、温度が上昇すると何MPaになりますか?
神奈川県内 某Y社様より
炭酸ガスボンベの内圧は、温度が上昇すると40℃の時、何MPaになりますか?
炭酸ガスボンベの内圧は、温度が上昇すると40℃の時、何MPaになりますか?
約 13 MPaになります。
炭酸ガスエンタルピー線図などを基にしますと、例えば 1.34L容器
に1kgの炭酸ガスを充填すると、14℃の時には容器内圧は4.9MPaで
す。22℃になると5.9MPaになり、臨界温度の33℃を越えると容器の
中は全てガスに変化し、47℃で15.7MPaになりますので容器安全弁
(銅板t=0.16mm)が破裂して容器外に炭酸ガスが放出されます。
因みに安全弁作動圧力は、13.3MPa~15.7Mpa です。
また、2007年に 16.7MPa~19.6MPa の圧力範囲で作動する高耐圧
型安全弁も流通し始めており、見分ける方法として締め付けナット
に 2列 V 溝があり、WP19.6M と刻印があり識別可能なかたちにな
っています。
炭酸ガスは、容器内の圧力上昇が特にはげしいため、容器置場や保管
場所の周囲温度など特に注意が必要です。