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硫化水素のボンベ自然気化発生量は?

都内 某 I 社様より
硫化水素 (H2S)は液化ガスですが、30kg(47L)ボンベのから出てくる
自然気化で流せる最大流量は何リットルでしょうか?


プロパンガスやアンモニアガスと同様に、硫化水素は高圧ガスボンベ
の中では液体です。ボンベの中で液体から気体に気化することで硫化
水素ガスがボンベバルブから出てきますが、気化(ガス化)する発生
量は限られています。窒素ガスのように圧力さえあれば配管径の太さ
さえ条件揃えればいくらでも流量が稼げる気体のボンベとは扱いが異
なります。
自然気化しての発生流量は、おおよそ30kg(47L)で、0.5~1.5kg / hr
す。40℃に加熱すれば 4~6kg / hr 程度の発生流量になると言われて
おります。
1kg = 約650L とすれば、5L/min~16L/min。40℃で 43L/min~65L/min
の計算になります。
※上記数値は、保証値でなく、テストを行った実績値でもありません。
消費中に、硫化水素の蒸発ガス量が減少することがありますがこれは
容器内面の液面が低下することによる伝熱面積が少なくなり蒸発速度
が減少するためです。
最大流量を確保したい場合には、複数本の容器を並列に並べて自然気化
量を確保するか、ボンベ自体を法令+40℃以下の範囲で加熱または温水
or水を直接接触させる方法があります。また、30kg容器よりも大きな
500kg容器にすれば、30kg容器の5~6倍の流量が発生するとされます。

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